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レンタルサーバーからVPSへ移行するべきか迷っている WordPress の運営者向けに、移行の目安と手順を整理しました。比べたのは、エックスサーバー、さくらのレンタルサーバ、ConoHa VPS の3社です。公式ページの情報だけをもとに、負荷・自由度・料金の3つの軸で見ています。
要点(3行)
- 無料で試しながら乗り換えたい人なら、さくらのレンタルサーバ。14日間の無料お試しがあり、クレジットカード登録なしで試せます [2]
- 移行作業を任せたい人なら、エックスサーバー。WordPress を自動で移せる「WordPress簡単移行」と、オプションの「サーバー移転代行」があります [1]
- OSから自分で設定したい人なら、ConoHa VPS。OSやソフトを自分で選んで入れられる専用環境です [3]
ひと目で比較
月額の安い順(料金が分かる製品から。並びは順位ではありません)。金額はいちばん安いプランの税込(公式の税抜表示は×1.1で換算)で、料金は 2026-10-26 時点。プラン名・契約期間などの条件は下の「各サービスの公式情報」に。
税込500円/月
無料枠 14日間の無料お試し、カード登録なし
上位プランへの変更に対応している
税込693円/月
無料枠 10日間の無料お試し
移転代行やWordPress簡単移行がある
税込1,259円/月
無料期間 なし・要確認
OSやソフトを自由に入れられる。データ転送量は無料
選び方
結論
無料で試しながら乗り換えたい人
さくらのレンタルサーバ14日間の無料お試しがあり、クレジットカード登録なしで試せます [2]
移行作業を任せたい人
エックスサーバーWordPress を自動で移せる「WordPress簡単移行」と、オプションの「サーバー移転代行」があります [1]
OSから自分で設定したい人
ConoHa VPSOSやソフトを自分で選んで入れられる専用環境です [3]
選定基準(選び方の軸3つ)
選び方の3つの軸
- 料金の形: 支払い方で月額の見え方が変わります。エックスサーバーは契約期間分の一括前払い、ConoHa VPS は時間課金とまとめトク(一括前払い)、さくらは一括払いと毎月払いがあります [4][3][5]
- 負荷への余裕: ディスク容量、CPU、メモリ、他のユーザーの影響を受けにくいかどうかを見ます。さくらの上位プランは IP アドレス専有で、「他社の影響を避けたい方」向けと案内されています [5]
- 自由度と運用の手間: 設定の代行が付くレンタルサーバーと、OSから自分で整える VPS とでは、日々の作業量が違います。公式情報のうち、読み取れる範囲で整理しています
順位や点数はつけず、上の軸に照らして状況別に整理しています。報酬や提携の有無で順番を決めていません。試用による評価ではなく、公式情報の整理です。
比較表
料金の比較グラフ
機能の対応表
| サービス | 料金の掲載 | 無料お試し | 主な連携先 | サポート |
|---|---|---|---|---|
| エックスサーバー | あり | あり | あり | あり |
| さくらのレンタルサーバ | あり | あり | あり | あり |
| ConoHa VPS | あり | 要確認 | あり | 要確認 |
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-26 時点
| サービス | 税込料金 | 無料枠 | 対象規模 | 主な連携先 | サポート | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エックスサーバー | スタンダード 税込693円/月(36ヶ月契約のキャンペーン価格)[4] | 10日間の無料お試し [1] | 個人利用から法人利用まで [1] | WordPressテーマ Xwrite、独自ドメイン2つ無料特典 [1] | メール・電話サポートあり [1] | 移転代行やWordPress簡単移行がある [1] | スタンダードは設定おまかせサポートが有料で、管理者ユーザー設定もない [4] |
| さくらのレンタルサーバ | スタンダード 税込500円/月(36ヶ月一括の月額換算)[5] | 14日間の無料お試し、カード登録なし [2] | 個人・小規模から法人まで [2] | Let's Encrypt の無料SSL、CDN機能 [2] | チャット・メール・コールバックを24時間365日受付 [2] | 上位プランへの変更に対応している [2] | ライト・スタンダードの CDN は無料枠が月100Gまで [5] |
| ConoHa VPS | メモリ2GB 税込1,259円/月(更新時の料金)[3] | 公式ページで確認 | 個人・法人の両方 [3] | OpenStack準拠API、Terraform Provider など [3] | 公式ページで確認 | OSやソフトを自由に入れられる。データ転送量は無料 [3] | 新規申し込みの受付停止が告知されている。まとめトクは途中解約できない [3] |
各サービスの公式情報
エックスサーバー
スタンダード 税込693円/月(36ヶ月契約のキャンペーン価格)、税込990円/月(12ヶ月契約のキャンペーン価格)
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-26 時点
- 向いている人
- WordPress を今のレンタルサーバーから移し、作業を任せたい人 [1]
- 向かない人
- スタンダードで設定の代行や、複数人でのサーバー管理を求める人 [4]
- 長所
- 他社のサーバーで動いている WordPress を自動で移せる「WordPress簡単移行」があります [1]
- 短所
- スタンダードプランは設定おまかせサポートが有料で、管理者ユーザー設定もありません [4]
- 料金
- スタンダード 税込693円/月(36ヶ月契約のキャンペーン価格)、税込990円/月(12ヶ月契約のキャンペーン価格)[4]
エックスサーバーの料金はいくら?
スタンダード 税込693円/月(36ヶ月契約のキャンペーン価格)、税込990円/月(12ヶ月契約のキャンペーン価格)[4]。
契約期間と料金の関係は、月額に見える数字だけでは比べられません。お支払いは契約期間分の一括前払いで、キャンペーン価格の適用は2026/11/4 17:00までです [4]。
ビジネスプランは管理者ユーザー設定が付き、設定おまかせサポートも無料です [4]。移転代行はサーバーアカウントにつき10件まで無料で、11件目以降は有料と案内されています [1]。
さくらのレンタルサーバ
スタンダード 36ヶ月一括の月額換算で税込500円、毎月払いで税込660円
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-26 時点
- 向いている人
- 14日間の無料お試しで、今のサイトが動くか確かめてから乗り換えたい人 [2]
- 向かない人
- ライトを毎月払いで契約したい人。ライトは12ヶ月以上の一括払いのみです [5]
- 長所
- ライト、スタンダード、ビジネスなど複数のプランがあり、契約中でも上位プランへ変えられます [2]
- 短所
- 毎月払いは長期一括より月額換算が割高です。ライトは12ヶ月以上の一括払いのみです [5]
- 料金
- スタンダード 36ヶ月一括の月額換算で税込500円、毎月払いで税込660円[5]
さくらのレンタルサーバの料金はいくら?
スタンダード 36ヶ月一括の月額換算で税込500円、毎月払いで税込660円[5]。
他社からの乗り換えについては、無料お試し期間があるので安心して移行できると案内されています [2]。動画つきのマニュアルも用意されています [2]。
負荷が増えたときの段階も、同じ会社の中に用意されています。ビジネスプロは IP アドレス専有で、マネージドサーバはOS専有のプランです [5]。VPS に進む前に、ここまでで足りるかを見る手があります。
ConoHa VPS
メモリ2GB・3コア・SSD100GB で、キャンペーンの初回料金は税込1,007円/月、更新時は税込1,259円/月
税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-26 時点
- 向いている人
- OSやアプリを自分で選び、サーバー構成を自分で決めたい人 [3]
- 向かない人
- まとめトクを契約期間の途中で解約したい人 [3]
- 長所
- 初期費用は無料で、データ転送量も無料です。API や Terraform でサーバー構成を扱えます [3]
- 短所
- 新規申し込みの受付停止が告知されています。まとめトクは途中解約できず、更新しないと期間終了でサーバーが削除されます [3]
- 料金
- メモリ2GB・3コア・SSD100GB で、キャンペーンの初回料金は税込1,007円/月、更新時は税込1,259円/月[3]
ConoHa VPSの料金はいくら?
メモリ2GB・3コア・SSD100GB で、キャンペーンの初回料金は税込1,007円/月、更新時は税込1,259円/月[3]。
メモリ2GBは「基本的なWebサイトの運用に十分なスペック」と案内されています [3]。メモリ512MBは静的なコンテンツ中心の小規模サイト向けとされています [3]。
データ保護の手段は3つあります。自動バックアップは有償で、1日1回・最大30世代を保持します [3]。イメージ保存は50GBまで無料です [3]。スナップショットは無料ですが、取得後24時間で自動削除されます [3]。
移行する目安と手順
公式情報には、「アクセス数がいくつを超えたら VPS」という基準は載っていません。そのため、ここでは3つの軸で自分のサイトの状態を点検する流れにしました。
負荷の面では、まず同じレンタルサーバーの上位プランで足りるかを見ます。エックスサーバーはディスク容量が500GB・600GB・700GBの3段階です [4]。さくらは契約中のプラン変更に対応しています [2]。
自由度の面では、OSやソフトを自分で選んで入れたいかどうかが分かれ目です。VPS ならそれが可能です [3]。そのぶん、日々の設定や更新は自分の仕事になります。
IPA の「重要なセキュリティ情報」には、WordPress、PHP、Linux の脆弱性対策が並んでいます [7]。VPS でどこまで自分で更新するかは、公式ページで責任範囲を確認してから決めてください。
手順は、次の流れで考えます。
- 今のサイトのバックアップを取ります。IPA のガイドラインは、はじめに取り組む対策に「バックアップを取ろう」を加えています [6]。
- 移行先で環境を作ります。ConoHa VPS はテンプレートを選んでサーバーを作る方法があります [3]。
- 設定を変える前に、作業前の退避としてスナップショットを取っておきます [3]。
- 移行後にサイトの表示とログインを確かめます。
VPS 側の具体的な設定手順(WordPress の入れ方、ドメインの切り替えなど)は、ConoHa の資料に詳しい記載がありません。公式ページで最新の手順を確認してください。
レンタルサーバー同士の乗り換えなら、エックスサーバーは「サーバー移転」のマニュアルを案内しています [1]。さくらも乗り換えのステップを案内しています [2]。
用語の定義
くわしく読む
SECURITY ACTIONとは?
SECURITY ACTIONとは、中小企業が自ら、IPA のガイドラインに示された情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です [6]
中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインとは?
中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインとは、経営者が認識して実施する指針と、社内で対策を進める手順や手法をまとめた IPA の資料です [6]
関係する制度
くわしく読む
IPA は「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」を公開しています。2026年3月27日に第4.0版が公開され、最終更新日は2026年9月30日です [6]。個人事業主や小規模事業者を含む中小企業の利用を想定しています [6]。
第4.0版では、はじめに取り組む5か条に「バックアップを取ろう!」が加わり、情報セキュリティ6か条になりました [6]。
ガイドラインには、クラウドサービスの安全な利用の手引きも付録として含まれています [6]。
IPA の脆弱性対策情報のページには、「重要なセキュリティ情報」の一覧があります。2026年度の項目には、WordPress の脆弱性対策、PHP の脆弱性対策、Linux の脆弱性対策が含まれています [7]。詳しい内容は IPA の各ページで確認してください。
費用の目安(計算例)
費用の計算例
計算式と前提を見る
- エックスサーバー スタンダードを12ヶ月契約で使う場合: 計算式: 税込990円/月 × 12か月 = 税込11,880円(2026-10-26時点のキャンペーン価格から計算)
- さくらのレンタルサーバ スタンダードを36ヶ月一括で使う場合: 計算式: 税込500円/月 × 36か月 = 税込18,000円(2026-10-26時点の料金から計算)
- ConoHa VPS メモリ2GB を更新時の料金で1年使う場合: 計算式: 税込1,259円/月 × 12か月 = 税込15,108円(2026-10-26時点の料金から計算)
計算に使った料金は上の各サービスの値です。実際の請求額はオプション・契約形態で変わることがあります。ConoHa VPS の初回料金はキャンペーン価格で、更新時の料金とは別です [3]。
よくある質問
Q. レンタルサーバーからVPSへ移行するかどうかは、何を基準に決めますか?
公式情報に、数値で示された移行の基準はありません。負荷(上位プランで足りるか)、自由度(OSを自分で選びたいか)、料金(支払いの形)の3点を、自分のサイトに当てはめて決めてください。具体的な目安は公式ページで最新の情報を確認してください。
Q. VPSに移る前に、今のレンタルサーバーで済ませる方法はありますか?
あります。さくらは契約中でも上位プランへ変更できます [2]。IP アドレス専有のビジネスプロもあります [5]。エックスサーバーにもディスク容量の大きいプランがあります [4]。
Q. 移行の前に、バックアップはどう取ればよいですか?
IPA のガイドラインは、バックアップを取ることを基本の対策に加えています [6]。ConoHa VPS には有償の自動バックアップと、50GBまで無料のイメージ保存があります [3]。スナップショットは作業前の一時退避用で、24時間で自動削除されます [3]。
Q. 他社のサーバーから WordPress をエックスサーバーへ移すには?
必要な情報を入力するだけで移せる「WordPress簡単移行」があります。不安な場合は、オプションの「サーバー移転代行」も使えます [1]。
Q. ConoHa VPS は今すぐ申し込めますか?
公式ページに、臨時メンテナンスで新規申し込みを停止しているという表示があります [3]。受付状況は日々変わるので、公式ページで最新の情報を確認してください。
